とっておきのやつ

ピタッときてスッときた言葉を喋るように書く。

泣きながら食べた夕食

昨晩、私は、泣きながら夜ご飯を食べました。

すごく幸せだったからです。

 

バイトが22時半に終わり、いつもなら自転車で家まで帰るのですが、

昨日は雨が降ってたので、お母さんから『雨降ってるよー☔️迎えにいくね🚗』とLINEが来ていて、車で迎えに来てもらいました。

 

昨日のバイトはいつもより忙しくて疲れていたし、仕事の間違いを先輩に怒られてしまったこともあり、帰りは喋る気力もなく黙って車に乗ってました。

 

そんな時、母とこういう会話をしました。

 

母「明日はバイトない?」

私「うん、明日は1日何もない」

母「そっか、じゃあ明日は1日ゆっくり休むといいよ」

 

私はここ1週間ぐらい風邪をこじらせてましたが、バイトは休まず出勤していて、ちゃんと身体を休めることができてませんでした。

 

それを母は知っているので「明日は1日ゆっくり休むといいよ」という言葉が出てきたんだと思います。この時既に、母の優しさを感じて少し泣きそうになりました。

 

家に帰ると、父と母はもう夜ご飯を済ませていたので、私一人分の夜ご飯が準備されていて、"あとは食べるだけ!"の状態で置いてありました。

それを見てまた、母の温かさを感じ、少し泣きそうになりました。

 

「ママはもう寝るね、お先にごめんね。おやすみ」

と言って、母は先に寝てしまいました。父はもう帰ってきた時点で寝てました。でも、寂しくはありませんでした。心が温かかったからです。

 

私は1人で夜ご飯を食べ始めました。

一口食べたら、涙が出てきました。

無意識でした。

理由を言うなら、とても幸せだったからです。とても美味しかったからです。

 

さっきまでの、

雨が降ってるからと車で迎えに来てくれたこと。

「ゆっくり休むといいよ」という温かい言葉。

家に帰れば美味しい夜ご飯が準備されていること。

そんな母親がいること。

私が元気でも辛くても、いつも変わらず家族は温かいってこと。

なんかもう全部が混ざり合って、優しくて温かくて、何より幸せで、涙が止まらなくなりました。

 

でも、泣きながら食べるのは難しかったです。

だから、何度も泣き止もうと思いました。ご飯食べたかったから。

だけど、一旦落ち着いても、食べ始めるとまた涙が出てくるんです。

これはもうしょうがないと思い、結局泣きながら食べました。

そうするしかなくて。

すごく、美味しかったです。

 

ありがとう。