とっておきのやつ

ピタッときてスッときた言葉を喋るように書く。

憧れベタ

お久しぶりです。生きてます。

ちなみに先日成人式でした。おめでたい!

 

最近、大好きな人のライブに行きました。

”アカペラ”のライブ。アマチュアのね。

アカペラは、飽きやすい私が珍しく4年くらいハマり続けてる趣味。聴く専門なので「聴き専」という。

 

もーすんっごく楽しみにしてて。

きっと熱しやすい私のことだから、

ライブ後しばらく余韻に浸るんだろな〜ムフフフ

とか、

ご機嫌になって全ての世界キラキラ見えちゃうんだろうな〜クククク

とか思いながらワクワクドキドキニヤニヤしてた。

 

そしたら、そしたらね。

ライブを目の当たりにした私、

 

生きる希望がなくなっちゃった!笑

(お茶目に言うセリフじゃない)

 

いやいや、死にたいとかいう意味じゃなくてね、全然それなりに生きていく意欲はあるんだけど、

 

例えるならこう、、マラソンでずっと自分の目の前を走ってたランナーが急に立ち止まって「俺、走るの飽きたからバスケしてくる」って走り去ってった時の「あっ...取り残された...」みたいな感じ。

 

、、、さぁみなさんご一緒に!

 

せーのっ

 

例えが分かりづらい!!

 

そんなシチュエーションないよ!泣

あ〜わかるわかる、あるよね〜。ってならないよ!泣

 

大丈夫、大丈夫だよ、分かってるの自分でも。

でもこの私にしか理解できない(私だけはしっくりくる)例え話が愛おしいの。そう、自己満ってやつ☆

あ、怒らないで!ごめんなさい!!

もし、その例えめっちゃ分かる!!って人いたらハイタッチしよう!

 

んーどうゆうのが伝わるのかな、

ずっと基準にしてた人が簡単に居なくなったことでその先の道への希望がなくなった感じ?

しかもマラソンやめてバスケだよ?もうどこまで行くん!?「あっはい。」としか言えなくて、道が閉ざされたことを見せつけられた気分。

...伝わらない例え話引きずるのやめますねハイ。

 

んーと、そうそう、大好きな人のライブに行ったら希望がなくなったって話ね。

突然の切り替え、お許しください。。

そのライブでは8バンド(グループ)出演してて、どこもすごく良かった。アカペラっていう同じ形でもほんとに色んな個性が出てて。一般の大学生や社会人だけど、ステージ上の彼らはすごくキラキラしてて。

そう、まさに、憧れた。

ちなみに私の中では「憧れ」と「羨ましい」は、近いものがあるんだけども。

 

歌声綺麗だなあ。

魅せ方上手いなあ。

ほんとに楽しそうだなあ。

自分たちの音楽大事にしてるんだなあ。

こうやって歌を楽しむ仲間っていいなあ、私も、

 

、、、、、

 

私も、、、?

 

私も、なんだ、、?

 

私も、こうやってステージで歌いたい?歌を楽しむ仲間が欲しい?アカペラサークルで学生の青春を楽しみたい?

 

なんか、、ちがう、、

 

だって私は、今憧れてるこの人たちにはなれない。このステージには立てない。あの世界には行けない。

 

そもそも、もし今自分がこのステージに立てるくらいのスキルやその他諸々が整ってたとしても、

そのイメージが出来なさすぎる、考えるとむずむずして気持ち悪い。なんかちがう、そうじゃないって、拒絶したくなる。

夢が壊れる感じかな。

夢ってほら、儚いじゃない。ふわふわキラキラしてて、見えてるのは一部分で、すぐ消えそうで、だから掴みたくて追いかけちゃって。

それに比べて現実は、視界も音も匂いもしっかりしてて、見たくなくても見せつけられる。絶対的に「存在する」腹立たしさ。

そんな夢と現実のコラボなんて許したくない!!

 

憧れの人たちがステージで歌って輝いてて、私は客席でそれを見て憧れてる。

その状態はもどかしいのに、その状態じゃないと気持ち悪い。

という矛盾。

 

この時、

「じゃあ、私はどこに立てばいいの、、?」

って思って、彼らを見ながら悲しくなっちゃったんだよね。

この、

”どこ立てばいいか見当もつかない感”

が、私の生きる希望を失わせた。笑

 

このお客さんたち、明日から何を希望に生きてくの?大好きなものから得たエネルギーをみんなどこに向かって使ってるの?

アカペラやってる子は私も頑張ろうってなるのかな。仕事してる人は、良い歌聴いたからまた1週間頑張るぞってなるのかな。

 

えっ

「エネルギー満たされたから自分のフィールドで頑張ろう」

って、器用すぎない?

そうやって、自分のフィールドで努力して成長して憧れに近づいていくのかな。

なんて上手な生き方なの、、、

 

私は「誰か」に憧れると「自分」が崩れるらしい。

ないものねだりなのか、あるものねだりなのかも分からないくらい、「自分」を無視して置いてけぼりにして「誰か」に憧れる。

 

「あの憧れの人みたいになれるよう自分も頑張ろう」

じゃなくて、

「あの憧れの人大好きだから仲良くなりたい」

だけが残る。

 

つまりこれは、

憧れ下手なのかもしれないね。憧れベタ。

 

憧れる力は異常なほど強いくせにね。

憧れ上手になれる日は来るんだろうか。

 

少し話戻るけど、

「私はどこに立てばいいの、、?」

「みんな明日から何を希望に生きてくの、、?」

って、

今思うとこれは悲劇のヒロインみたいだね。

まぁ実際悲劇のヒロインらしく涙流して悩んだんだけどさ。

今冷静に書いてたらだいぶ俯瞰できたみたい。

 

もうちょっと前向きな嘆きをすると、

私は一体どこに立てば、私自身を満足させられるんだろ?

一体どうすれば、大好きなものを自分に1番都合良い形で私のものにできるんだろ?

こんな感じかな。

 

あ、今、初めて少しの希望を見出せた気がする。

 

ふぅ、ちょっと疲れたな。

 

てかさっきの「前向きな嘆き」って、良い表現だなほんとに。(自分で言う)

誰か助けてみたいな弱々しい嘆きじゃなくて、前向きで強気で自分の両足で立ったような嘆き。あぁ実に良い。

 

私の中で「憧れ」「尊敬」「羨ましい」みたいなものは、今までもこれからもキーワードになってくるに違いないから、上手いことお付き合いしていきたいな。

 

こうやって言葉にしたり、しなかったりね。